★ ベイシスト プロ  オケ I さん

鉄入り真鍮(先端まで鉄)

 これまでチェロ用にしかなかったものですが、今回特別に試奏用を作って頂き有難
うございました。既製品の鉄入り真鍮では、音の奥行きや厚みにいささか不満があ
り、若干パワー不足を感じる事があったのですが、先端まで鉄になると響きの深さも
音色の明るさも増して、抵抗も丁度良く大変弾き易いエンドピンでした。
重めの弓にBass用の(割と軟らかめの)松脂を付けて弾くとやや木目の粗い音が出る
のですが、明るいキャラクターの弓にCello用の松脂を付けた時は、ちゃんと音色と
厚みを伴ったしっかりした音が出せる上に、右手のコントロールが楽な気がします。
極少人数の室内楽で尚且つソロ的な要素が含まれる場合に、このエンドピンとCello
用の松脂を付けた明るい弓の組み合わせが良い結果を出してくれると思いました。
先端のちょっとした違いでこれだけ反応に差が出るのは非常に面白いですね。



 弾いている手応えは結構あるのですが、やはり響きが飛んでいない感じです。低音
の開放弦ではなかなかいい音がするのですが、近くで鳴っているだけのような印象を
持ちました。テンションはやや強めですが決して弾き難いというわけではありませ
ん。
鉄という素材そのものは悪くないようですね。

カーボン入り鉄

 鉄単体よりも左手の抵抗が軽くなって少し弾き易くなっています。ただ鉄もカーボ
ンも性格的にやや木目の粗い方向のせいか、どの弓で弾いてもノイズが気になりまし
た。組み合わせにも相性が重要な要素であるということがよく判りました。音色は
カーボンの影響か鉄単体よりはまろやかな感じです。

チタン入り真鍮(先端までチタン)

 
今回は4弦でしか試奏出来ませんでした。先端までチタンという、これも今回ベー
ス用に特別に作って頂いたものです。既製のチタン入り真鍮と同じように高音低音共
バランス良く音を飛ばしてくれますが、どうしても拡散する傾向があり芯の太い音を
作ろうとすると知らぬ間に右手に力が入ってしまって。ハイポジションでは軽いレ
スポンスで音を飛ばす事が容易に出来る一方、私の楽器について言うと低音の充実に
少々ストレスを感じました。決して悪くないエンドピンですが、楽器や奏者の好み如
何でこのエンドピンの長所を生かせるかどうか分かれるところですね。「チタン入
り真鍮(先端が真鍮若しくはチタン)」と比較する上でベースではチェロほど差が
ハッキリしないかも知れません。

ステンレス

 若干こもった様な音色で、箱から音が飛ばずにいるような感じですが、左右の手に
掛かる負担は然程でもありませんでした。響きにもっと奥行きがあったら良かったの
というのが率直な感想です。


特注エンドピン(中心からタングステン・真鍮・チタン・真鍮 先端は真鍮)の
4重構造の感想もあります。 I さんのご感想の最後です。


ベイシスト プロ オケ  I さん   団員の方々による試奏 

【使用楽器(個人使用)】
1700
年代後期イタリア製4弦・ラウンドバック・弦長105cm/使用弦=Flexocor 及び
Flat chromesteel original (E
D)+ Flexocor original (G)/使用弓=イタリア製
新作(German&ドイツ製オールド(German

1900
年代前期オーストリア製5弦・フラットバック・弦長106cm/使用弦=Flat
chromesteel original (H
D)+ Flexocor original (G)/使用弓=ドイツ製オールド
French German に改造したもの)

その他、団所有の楽器7本、他数本。

【試奏環境】
オーケストラ練習場及び小練習室(いずれも床面はやや硬め)、室内楽専用ホール
(音響は明るめ、壁は石材を使用している、客席数約350)、多目的ホール(床面
は少々軟らかめでややデッド、客席数約2000)等



ハイブリッド(チタン入り真鍮/先端が真鍮及びチタン)

 先端が真鍮のものは今まで使用させて頂いていた物ですが、低音高音共太い音を
作ってくれると同時に倍音を程よく遠くに飛ばしてくれるバランス良く使えるタイプ
だと思います。しかしそれ故に楽器によってはやや音が散ってしまう印象を受ける事
も稀にあり、弾く場所や気候によっては若干重くなってしまう時もありましたが、コ
ンスタントに楽器を(それなりに)鳴らしてくれますし、弓のコントロールが楽なの
も確かです。5弦は楽器自体がかなり重量があって強い為か、このピンだと鳴る事は
鳴るのですがテンションも高くなり長時間弾くと結構疲れてきてしまいました
 先端がチタンになると音の輪郭がよりクリアになった感はありますが、4弦の方で
は低音のパワーが薄くなってしまったようです。中音域以上を頻繁に使うソロなんか
には良いのかも知れません。ただ団所有の4弦(1900年代前期ドイツ製・フラット
バック・ブゼットシェイプ・弦長108cm、ソロ弦をオーケストラチューニングで使
用)には相性が合っていたようで、最低音からストレス無く音も伸びていました。

ハイブリッド(カーボン入り真鍮)

 真鍮の持つ太い音をチタン入りよりも軽い抵抗で弾かせてくれるピンですね。チタ
ン入りやタングステン入りに勝るとも劣らないパワーを持っているというのは驚きで
す。音がストレス無く素直に伸びてくれるのも嬉しいです。特に大きめの楽器と相性
が良さそうで、当団所有5弦(1900年代中期ドイツ製・ラウンドバック・弦長107cm
1900年代前期チェコ製・フラットバック・弦長109cm、ナイロン弦使用)は奏者の
両手に掛かるストレスが軽くなって、よく鳴る様になりました。私が使っている5弦
でも確かによく鳴るのですが、今まで使っていたハイブリッド(チタン入り真鍮=先
端真鍮)と音色や音の通りにあまり差が無く、両手のストレスも然程変わらない感じ
でした。
 私の4弦はこのピンで弾くと、音の中に沢山の空気を含ませるような奏法で響きを
創ることが出来ますし、何より手への負担が軽くなるのが助かります。しかしそれで
いてぼやけるかというと、一緒にアンサンブルをやっている他楽器の仲間には明瞭に
聴こえているようですし、ホールの最後列まで響きが失速せず素直に伝わっていると
評判です。ソロを弾いていてもハイポジションのテンションが非常に楽で、今まで苦
労していたフィンガリングが容易く出来てしまいますし、左指での音創りに更に気を
配れます。
 倍音も程よく鳴って品の良い音を持つ面白い逸品と思いました。

ハイブリッド(タングステン入り真鍮)

 第一印象はとにかく重くてデカイ音を持ったピンだな、という感じです。小練習室
などやや狭い空間ではかなり図太く響きまくる印象を持ちました。しかし数十分も弾
くと手への負担が大きく感じられるようになり、音色の変化を付けるのにやや苦労し
ます。その上、ベース独特の渋い音色を醸し出してはくれるのですが、ホール等広い
空間では今一つ音の伸びが足らないような気がしました。包み込むような響きより直
線的な指向性を持つピンなのかな?と感じています。曲によっては非常に大きな武器
になり得ますが、パワフルな音圧だけで終始しかねない事に気を付けなければいけな
いと思いました。
 しかし音の芯がしっかり存在するせいか低弦の輪郭はずば抜けて明瞭で、E線での
半音の動きが太い音のままでもクリアに聴こえるようです。弦の抵抗力のせいか弓の
吸い付きが良くなる感じがありました。この音圧、音量はある意味魅力なので他の材
質と組み合わせてうまく活かせたらいいな、というのが正直なところです。

ハイブリッド(カーボン入りチタン)

 チタン単体のピンより抵抗が減って弾きやすいピンです。やはりカーボンが入って
いるせいか、音がストレス無く伸びてくれる事が特徴の一つと言えるでしょう。楽器
によっては中低音に物足りなさを感じることもありましたが、比較的重量が重めで
持っている音が全体的に太いドイツ製の4弦(ラウンドバック)ではソロを弾く際に
用いる事で、特にハイポジションに於いて軽いタッチで明るい音を素直に飛ばす事が
出来ました。低音がパワー不足になることも無く、その楽器の持ち味を十二分に引き
出してくれていたように思います。他の楽器でも中低音の鳴りに抵抗を感じなくなっ
たものもありました。ただ、目に見えて効果のある、相性の合う楽器はやや少ないか
も知れません。私の4弦では低中高全ての音域で響きが貧弱になってしまった感があ
りました。

ハイブリッド(鉄入り真鍮)

 ある程度パワーがあって輪郭ははっきりするのですが、音の木目が粗くなった感じ
で響きの深み(奥行き)が今ひとつでした。弦のテンションも少し強く感じました。
ハイブリッド(タングステン入り真鍮)とかなり似た性格を持っているようです。
音色に変化を持たせる事が結構難しくある程度慣れが必要かも知れません。残念なが
ら今回の試奏では相性の合う楽器がありませんでした。5弦では何故かピッチが全体
に高くなってしまい、シフティングに苦労しましたオケで弾いていると上ずった
ピッチで浮いてしまいがちでした

チタン

 さすがに高音の伸びは気持ちいいものがあります。決して細いだけでなく音に輝き
を感じました。ただある音を境に下降していくにつれ弾き応えが生じてきて、低音の
早いパッセージでは粒は出るものの右手の抵抗感が強くなりました。やはり質量の関
係なのでしょうか、チタン単体ではどうしても音に硬さが出てしまい、低音のボ
リューム(厚み)に物足りなさを覚えました。

真鍮

 全体に野太い音を創ってくれます。特に低音の響きに広がりを感じました。高音域
でも明るさはチタン系に劣るものの音の伸びは十分だった様に思います。弾いている
時のレスポンスや発音等にストレスが無く楽に弾けるのですが、やや細かな粒(音)
が響きに隠れてしまって全体にぼやけてしまっていたかも知れません。右手の抵抗も
程々でレガートの移弦が楽な印象を持ちました。このピンだけでもいいのですが何か
もう一味あったらいいなと思う所もあり、ハイブリッドの殆どの土台になっている
理由が解る気がします。

カーボン(先端が真鍮及びチタン)

 両者とも楽器によってかなり差の出るピンです。私の4弦では金属に比べて多少繊
維質という材質の音がそのまま出てしまい、先端がチタンのものではザラザラしたノ
イズが耳に障り、先端が真鍮のものはノイズは無いもののピンがスティール弦の抵抗
に負けてしまって音を伸ばせずに居るという感じでした。持ち合わせが無かったの
で判りませんが、プレーンガットの弦で試してみたかったです。
 重量があり張りの強い5弦では抜群の相性でした。試奏時は天候不順で湿度がかな
りあったのですが、左右の手への負担が相当軽くなり、音の抜けに全くストレスを感
じることなく素直に抜けてくれている感じでした。また弓の走りが良くなり、早い弓
遅い弓両方とも無理せず使い分ける事が出来、フォルテのトレモロ(十数小節に渡
る)も楽に弾く事が出来ました。
 その上で発音重視なら先端がチタン、音量や音の深み重視なら先端が真鍮といっ
た具合に選択出来ると思います。私が使用している5弦は発音のレスポンスが重量相
応に重く感じる物なので、楽器の元々の持ち味である深みのある音や響きを損なわな
いまま音の立ち上がりが軽くなる先端がチタンの物を選択しました。
 張りが強い当団の4弦(1900年代前期イタリア製・ラウンドバック・弦長107cm
にも相性は良く、かなり楽に弾ける上音量を損なうことなく、音の輪郭や立ち上がり
に全く問題無さそうです。音色は幾分まろやかな印象になりました(こちらは先端が
真鍮の物を選択致しました)。


以上が今回お借りしたエンドピンと既に所有しているエンドピンを使用しての感想で
す。
それぞれに長所短所があって、尚且つ楽器によって相性があるので選択するのに私も
団のメンバーもかなり迷いました。
私は既に所有している《ハイブリッド(チタン入り真鍮=先端真鍮)》と併せて、演
奏曲目やジャンル、コンディションによって使い分けるものとして今回《ハイブリッ
ド(カーボン入り真鍮)》を選ばせて頂きましたが、どうしても《ハイブリッド(タ
ングステン入り真鍮)》を何かと組み合わせて使いたいという衝動に駆られていま
す。
 
演奏機会毎に楽器のセッティング(駒や魂柱、弦など)を変えていてはいつまで
経っても楽器が落ち着かず、決していいことではないと思うのですが、エンドピンを
替えるだけで調整するのと同じくらいの変化が生まれるのなら、無駄な投資ではない
と思います。
 
今回是非パワーが魅力のタングステンと音の伸びが長所のチタンを組み合わせる事
で、少しでも理想に近い物を創って頂きたいと思っております。
何卒宜しくお願い致します。

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特注ハイブリッド(タングステン+真鍮+チタン+真鍮)

《ハイブリッド(タングステン入り真鍮)》と《ハイブリッド(チタン入り真鍮)》
のハイブリッドという発想で製作して頂きました。
「タングステン入り真鍮」のパワーを「チタン入り真鍮」が遠くに飛ばしてくれてい
るという印象です。軽く弾いても音の芯がちゃんと生きていて輪郭が明瞭であること
は嬉しい限りです。
高音ではチタンの持つ輝きがあり、低音ではタングステンの持つ芯の太さが存在感を
与えてくれていて、イイトコ取りはかなりの割合で成功しているように思います。
ただ、「タングステン入り真鍮」には今一つ音の伸びが足りないという事があり、
「チタン入り真鍮」の音の伸びと相殺してしまっていたり、逆に「チタン入り真鍮」
にはややもすると音が散ってしまう傾向があるので「タングステン入り真鍮」の低音
の芯の存在感を少々薄くしてしまっているかも知れません。残響がある程度あるホー
ルではそれ自体が助けてくれますが、小練習室等では若干こもる印象を受けるかも知
れません。
それぞれの特徴を100%完全に生かしているとは言い切れないものの、少々高めの
コストに見合った逸品だと私は思っています。主に低弦だけのアンサンブルやコント
ラバスの重奏に用いるつもりでいましたが、割とオールラウンドに使えそうです。
素晴らしい製品を御提供下さった見附さんには改めて御礼申し上げます。








★特注しての感想 神奈川県 アマチュア Hさん
≪ハイブリッド(カーボン入りチタン)≫
*チタン+カーボンのハイブリッド提案の狙い

チタンは基本的に弾性のある金属でエネルギーロスがあると考えられる。
しかし、その軽さで楽器を押さえ込むことは少なく、高音から低音まで音が伸びる。
更に、金属そのものの性質の為(?)か音がきれい。(ピアノの金属フレームと同じ
効果)欠点としては、弦があばれる。弾性のせいか?(これを弦の振幅が増えて音が増したと誤解しないほうがよい。)
カーボンはチタンより更に軽く、しかも弾性はないので楽器を押さえ込むことは更に
少なく、高音から低音まで伸びやかに出る。
チタンと比べると明らかに弦の「あばれ」も少ない。
一方、金属の音がしないため、よく言えば自然な、悪く言えばピアノの高音部の輝か
しい美音のような効果がない。おそらく、見附様がカーボンはガット弦に合うと書か
れているのは、この自然さを指しているものと推察。
又、あまりにも素直に振動を床に伝えてしまうために、カーボンエンドピンを通じて
床へエネルギーが逃げている可能性が懸念された。
これを、ゴムを付けて、音を吸収遮断という解決はとりたくなかった。
そこで、チタンの持つ金属音とカーボンの持つ軽さ&硬さの良いとこ取りができない
か、更には、見附様がハイブリッドを推奨する理由=振動係数が異なるものをあわせ
ることで、床への振動を遮断し、楽器にエネルギーを返してやること、を狙ってこの
2素材でエンドピンを作ることを特別に依頼致しました。
*使用楽器=1800年半ば製作、仏ガン&ベルナーデル コントラバス(元3弦、
弦長108cm)
 弓弾き(ジャーマン&フレンチ) 弦=下2本はオイドクサ、上2本はヘリコア
 *試奏場所=自宅に加えて、某教会の礼拝堂(石作りの床、天井高い) と トッパンホール(飯田橋)
Findings
低音は奏者(楽器周辺)にはチタンが多いと感じるが、2mも離れると逆にカーボン
やハイブリッドが多いと指摘される。
高音は皆それぞれ優れている。が、その音質が異なる。
音質は予想通り、カーボンは安定(母音)、チタンは金属音(子音)、ハイブリッド
は中間。よって、イタリアオペラ的な母音の多さを追求するならカーボンの

ほうが明らかによい。
また、オイドクサ(ガット)の自然さを目立たせるならカーボンのほうがよいのでは
ないか。
発音開始後の響きが伴う一瞬のタイミングの遅さ速さはコントラバスでないとあまり
注目されないかもしれない。(=大型楽器の宿命)
これはハイブリッドが一番良い。(見附様の持論である床へのエネルギー損失を遮断
する効果がこの形で出ているのかもしれません。)
音量(=この判断は難しいですが)は近間ではハイブリッドが一番あるが、2m離れ
るとカーボンとの差は無い。(チタンはちょっとくぐもる感じがするので音量が少な
めに感じる)
音の焦点はカーボンが優れ、拡散(響きであたりを包む)はチタン。ハイブリッドは
その中間だが、響き(=音圧)が子音に追いつくタイミングが最も早いため、拡散す
るわりに焦点があるような気がする。
特にホールではこの焦点効果が大きく、10m離れると結果的に音像はハイブリッド
が最も大きく感じる。(これを音量といってよいかは不明)
私は当分の間、このハイブリッドを使用してみるつもり。チタンは手放す。カーボン
はとっておく。
私のわがままを即座に実現して下さった見附様に感謝申し上げます。
また、上記と同じ難をチタン、カーボンのそれぞれにお感じになる方々には、ちと高
いですが当ハイブリッドをお試しになることをお勧めします。
(
横浜アマチュアバス弾き)







 ★ベイシスト 東京 プロ オケ Nさん ≪ 真鍮、カーボン ≫

1)チタンとタングステンは僕の楽器(ガット弦、バロック仕様 新作)にとっては
やはり、チタンが良いようでした。
反応、発音の早さを追求するにはやはり軽い方へ統一した方が良いのでしょうか。
モダンの楽器(バルダントーニ 1812年製)には普通のスチールのものが良いと
先日まで思っていたのですが、このところの湿度の多さで重くなった反応にはカーボン
がいいですね。特に左手の押さえにくさがスッと消えました。
もう1本、ストリオーニ(1790年製 5弦 バロック仕様)には真鍮がバッチリ
でした。
ストリオーニは重い楽器でこれには軽くするより、むしろさらにしっかり重いエンド
ピンで支えてあげた方がいいようです。
エンドピンを変えるだけで場合によっては調整をするよりずっと良くなってしまうの
には正直言って驚きました。
チェロ同様、楽器を床面で支えなくてはいけない楽器の宿命でしょうか。
まだまだいろいろ研究、実験が必要かもしれませんね。
2)コントラバスの調整はみな一様に苦労するところである。
駒を換え、魂柱をたたき、弦を取っ替えひっかえして・・・、と様々にいじくり
回したあげくに、ふと思いつくのがエンドピンですかな。
これがまた単純に軽くしたりすれば、鳴るようになるといういろものではないから
面白い。
楽器にはどうもパーツを軽くしていくほどレスポンスが良くなって鳴ってくるものと、
逆に重く負荷をかけた方が鳴り出すものとがあるようだ。
以前、僕は楽器というものはすべからく軽くすれば鳴るものと信じて、自分の楽器も
そのように調整し続けていた。
ところがある日、ふと思いついてエンドピンを真鍮の無垢にしてみたら、なんとした
ことか突然ドカンと音が抜けて、ついでに眼から鱗も落ちたことがある。
・・・見附さん本当にありがとう!
      
★ベイシスト プロ フリー(現 オケ) Nさん
≪ タングステン、ハイブリッド(チタン入り真鍮)先端は真鍮 ≫
1)タングステンのエンドピンありがとうございます。僕はイタリアンの新作と5弦を
持っていて、両方で試してみました。イタリアンはもともとはチタンのエンドピンを
使っていたので音の抜けはいいのですが、音が散ってしまう感じだったのが、
すごく音がしまって厚みが増しました。
この楽器ではソロを弾くことが多いので、音がよく通る気がします。
試す前はタングステンは重いので、弦の反応も重くなって弾きづらくなるかもという
不安があったのですが、全く問題なく、かえって音程もハッキリ聴こえるようになり
ました。
5弦の方もA線の鳴りがよくなり、やはり音が引き締まりました。
強くて癖のある楽器にはチタンも良いと思いますが、僕の楽器にはタングステンが
合うようです。
今月の○日にリサイタルがあるので使おうと思います。
真ちゅうも試してみたいと思います。
2)ハイブリットの方は音の締まりが良くなり、しかもチタンのせいか響きも良く音が
パワーアップした感じです。
楽器が2台あるのでそれぞれ使い分けています。
エンドピンの素材であれだけ音が変わるのは驚きです。  
 
★ベイシスト ジャズ プロ Nさん ≪ 真鍮 ≫
演奏フィールドはジャズです 
使用機材は楽器:イタリア製新作 PU:underwood製

AMP:walter woods製CABINET:特注品(EV製12inch×1)

φ10mm・真鍮製を使用してみての感想は まず つくりが非常に良い ということです。
直径・曲がりの精度の高さはいうに及ばず装着したときのストッパーをかねる石突き
上部の部分などもうれしいです。

またゴム製石突きカバーが石突きにねじ式で装着できるので石突きを刺せる床も石突きを

刺せないすべる床もどちらも全然問題ありません。
これまでゴムのカバーで悩んでいた方にはそちらのほうも解決できてしまいます。

音色の面では現在イタリア製の新作のため かなり楽器自体の音色が明るいのですが真鍮の
エンドピンを装着することで低音もイイ感じで出ているようです。 
ライヴなどで録音してみると 普通の生録用コンデンサーマイクなのにしっかりベース
らしい低音が乗ってきます。

私はベースアンプを使用しますが アンプ自体の性質が非常にナチュラルなので 
楽器そのままの音色に近く再生されます。
 その際に私の好みの音色(生々しく・深く・でも伸びもある感じ)が実現できています。

私は真鍮というとやわらかめの素材という印象があったのですが楽器に装着したとき

のしなり・不安定感等は一切在りません。

このエンドピンに大変満足しておりますがさらなる追求をする意味で他の素材
(カーボン等)も試してみたいと思っています。
≪・・・その後 カーボンを試しての感想です。・・≫

カーボン製のピンも試してみましたピッキング・ボウ共に発音が楽になったような気
がします。
それだけだとすごく良いのですが 残念ながら いわゆる中域も一緒に抜けてしまって
いるような気がします。
どこかで見ましたがこれはガット弦の感じににていて それゆえガット弦を
お使いの方には非常にいい感じかもと思いました。
チタン真鍮カーボンとくればつぎはタングステンかな(笑)
私のセッティングには重いものの方が合うような感じがしてきました。
チタン真鍮カーボンとくればつぎはタングステンかな(笑)
・・・タングステンを試して・・・ 
エンドピン部は根元から先端までねじ部までもが一体なのですね(うーん)。
これは非常によさうですね。現在新しい弦を注文してまして(前と同じだダリオですが)
この点についても比較して面白いと思いますタングステンのピンはかなりいい感じです。
出来栄えもすばらしく思います。

 
★ベイシスト ジャズ、コンテンポラリー プロ Wさん ≪ チタン ≫
既製品のエンドピンは太さが合っているのを見つけるのが大変だと思いますが、
太さを希望に応じて合わせて頂けるので、サイズにあったものを使えるのがよいと
思います。
音色は、アルコの時に音の輪郭がはっきりするので、アンサンブルで特に有効と
思います。
尖った先端にゴムを付ける事が出来、どこでもこのエンドピンを使用できて大変便利です。
また、値段も大変お手頃でお買い得です。

 

      ベイシスト 大阪 プロ オケ Mさん

≪真鍮、ハイブリッド(チタン入り真鍮)の先端が真鍮のものとチタンのもの≫

ハイブリッドの先端の違いで言うと 先が真鍮の方は低音に太さがでて非常によい。先がチタンの方は低音の太さが減る感じがあるが、しまった感じがして音がタイトになる。真鍮は音に太さがあるが 焦点がぼける。でもパワーのいるオーケストラのときは 音が交じり、音の広がりがあり使いやすい。私はソロのときはハイブリッドの先端がチタンのものを使いたいと思っている。

  

 




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